朝日が登ってきた。
……三日三晩続いたうんこフェスティバルは終わった。
街のみんなは騒ぎ疲れてもうクタクタだ。
他の街から来た人々は既に去り、未明までの喧騒が嘘のように静まりかえっている。
この街の、いつもの静かな夜明けだ。
これから俺もみんなも、非日常から日常へと戻ってゆく。
名残惜しいが、祭りは終わるものだ。
うんこフェスティバルの最中、この時間が巻きグソのようにいつまでも続けばいいと思った。
でもそれは間違っていると今ならわかる。
非日常は非日常だから楽しいのだと思う。
刹那の非日常を精一杯楽しむために、日常を精一杯生き抜くのだ。
…よし!週明けからはいつもの畑仕事だ!
おれはまず日課のうんこをしに家へと歩き出した。
死にたい