ゴンテテ日記87

今日は日常に潜む怪異「シュレーディンガーのうんこ」について考えたいと思います。

 

皆さんは「シュレーディンガーの猫」をご存知ですか?白か黒かで決められないものを白黒つけようとするとジレンマが起こる、有名なパラドックスです。

まず蓋付きの箱に猫を1匹入れ、放射性物質ラジウムガイガーカウンターと青酸ガスの発生装置を入れる。

ラジウムがアルファ粒子を出すと、ガイガーカウンターがそれを感知して青酸ガス発生装置が作動し、猫は死ぬ。

しかし、ラジウムからアルファ粒子が発生しなければ、青酸ガスは発生せず、猫は生き残る。

箱に入れてから一時間以内にラジウムがアルファ粒子を放出する確率が50%だとすると、箱の蓋を閉めてから一時間後に箱の蓋を開けたとき、猫が生きている確率も、死んでいる確率も50%である。

したがって、箱を閉め一時間後に観測するまでの間、この猫は生きている状態と死んでいる状態が重なり合っている状態であると解釈しなければならない。

生と死が同時に重なり合った状態なんて存在するわけがないですよね。

これは、「目に見えないミクロな世界では、電子の位置は、観測されて初めて決定される。観測される前の電子の位置は、一個でもここにあるかも、あそこにあるかもという『可能性』として複数の場所に同時に存在している」という量子力学の考え方にいちゃもんをつけるためにシュレーディンガーが考えた思考実験らしいです。

調べてるうちによくわからなくなったので気になった人は調べてください。

 

さて、このようなパラドックスはわたしたちの日常にも潜んでいます。

それはうんこです。

さあうんこをしよう、と便座のフタを開けた瞬間、うんこが流されていなかった…という経験はありませんか?

うんこが流されているか流されていないかは実際に便座のフタを開け、「観測」するまではわかりません。

フタを開ける前のトイレは、うんこが流れている可能性と流されていない可能性が同時に存在しているといえます。フタを開けるまで、便器の中には異常な空間が広がっているのです。

まさにシュレーディンガーのうんこですね。

 

この文章をシュレーディンガーが見たら殴ってくると思います。