ラジオを聞き流していたら、聞き慣れないといいますか、どうしても聞き流せない単語が耳に飛び込んできました。
「ホモ現地人さんが・・・」
ホモ現地人?先程まで音楽番組でおしゃれな音楽が流れていたのに、いつの間にそんなディープな話に?
海外旅行中ホモ現地人さんに襲われ、みだらな行為でもされたのでしょうか?
あまりに衝撃的な単語に僕は身構え、ラジオに耳を傾けました。
よく聞いてみれば、食品会社の方がこの時期旬のたけのこについて話をしておりました。
どうやら「ホモ現地人さん」ではなく、たけのこに含まれる「ホモゲンチジン酸」という成分のことを言っているようでした。
たけのこ特有のアクや苦味の原因は主にこのホモゲンチジン酸らしいです。
たけのこのアク抜き方法としては米ぬかと一緒にゆでる方法が有名ですが、ホモゲンチジン酸はアルカリ性の水によって多く取り除くことができるらしく、理にかなっているといえます。
こんにゃくの製法などもそうですが、アク抜きという方法も先人の知恵と食への執念が感じられます。化学の概念が存在しない時代、昔の人がどのようにこの回答にたどり着いたのか考えるとロマンを感じます。
僕は近々耳鼻科にかかろうと思います。