エントリーナンバー1 『第六話 顔出し』
・講評
第五話まではカード等の紹介であったが、満を持して顔出し動画に踏み切った意欲作。
内容は少年の愛刀の紹介である。
ハイドーモ↑という元気なあいさつから始まるオープニングトークは、しっかりと初めに「刀の紹介をする」というテーマが述べられており、かつ簡潔にまとめられている。
顔出し時など、動画上重要であると思われる部分に独特の間をもうけている事も、動画のメリハリを生むことに貢献している。さらに顔出しの特別感を強調することで、視聴者が「特別な体験をしている」かのように感じさせようとしている点が高評価である。
愛刀を錆びさせてしまっていたり、逆光で輝きが見えないところが改善点か。
エントリーナンバー2 『ポケモンわざ「波動弾」』
・講評
10秒という非常に短い動画ではあるが、面白さのエッセンスが散りばめられた快作。
はどうだんを撃つのは少年なのかと思いきや、なんと少年は飛んできたはどうだんにやられる側であるという、意外性を全面に押し出した作品である。
創作においてオチを意外性のある物にする場合、絶対に視聴者側にその意外性を悟られてはいけない。こちらの意図が全て崩れてしまうからである。
しかしこの動画にはこの意外性を悟る要素が一切見当たらない。そもそも決めポーズを取り部屋に一人たたずむ少年が目に飛び込んだ時点で、視聴者は「あ、この子がはどうだんを撃つ真似をする動画なんだな」と認識してしまうだろう。
今後が期待されるYouTuberである。
ここまで書いて飽きた