今日は「なぜうんこは茶色いのか」についてお話したいと思います。
うんこのイメージを落としている要素として、悪臭はもちろん、その綺麗ではない色も大きな要因だと考えています。
うんこがピンクや黄色など、カラフルな色だったらもっと親しみも持てたものなのでしょうが、なぜ茶色いのでしょうか。
その原因は「赤血球」にあります。
血液中の赤血球は、寿命が120日ほどしかありませんので、体内では常に新しい赤血球が作られ、入れ替わっています。
実は、その死んだ赤血球がどこから排出されるかというと、他でもないうんこなのです。
死んだ赤血球は肝臓で代謝され、小腸の始まりである十二指腸から胆汁に混じって分泌されます。
赤血球は死んでから姿を変えていきますが、最終的に変わったもののひとつがウロビリンという色素です。
この色素がうんこ色を生み出しているのです。
うんこは汚い茶色をしていますが、この色こそ、きちんと内臓が働いている証なのです。
ピンクやカラフルなうんこが出てきたら、間違いなく消化器や肝臓の病気か、頭がおかしい証拠なので病院か精神科に行きましょう。