うんこは一つの「終わりの形」です。
現代は苦難の連続です。最近、ついつい人生「ああうんこだなあ」と思ってしまいます。
なぜうんこなのか? それはうんこが「終わったもの」だからでしょう。
人生の世知辛さ、うまく行かなさ等の終末的な感情、そして自分自身をうんこに重ねているのです。
しかし、目線を変えて見るとどうでしょうか?
世の中にはどういうわけか、うんこがないと生きられない生物もいます。
代表的なのが、フンコロガシ等の、うんこを食料とする糞虫と呼ばれる仲間です。
うんこは、その動物が利用できないものを排出したものです。しかし、他の動物にとっては利用可能な栄養を含んでいるのです。また、消化の過程で新たに追加される成分もあります。
うんこだなぁ、と思うとき―残酷なことに、間違いなく自分はうんこなのかもしれません。
しかし、うんこでも必要としてくれる環境が確かにあります。うんこを食べ、うんこを家にして暮らしている生物もいます。
そのような場所を見つけるのは非常に難しいですし、生涯出会うことができないかもしれません。しかし、日々うんこを必死に磨いているうちに疲れ切ってしまったとき、そのことを思い出すのがいいと思います。
うんこは私達にとっての「終わりの形」ですが、誰かにとっての「始まりの形」でもあるのです。
ハァ〜うんこ カス