最近家族で団欒している夢をよく見ます。
特に特別なことはなく、一緒にごはんを食べていたりテレビを見ていたりする夢です。
ぼっちなのでたのしい団欒の様子が家族しか思い浮かばないわけですね。
(実際結構な頻度で実家に帰ってめしを食ったりしています。)
しかし先日は少し変わった夢を見ました。
ひいおばあちゃんが家に元気に帰ってきた夢です。ぼくと会えてとても喜んでいました。
ひいおばあちゃんは、もう100歳を超えておりながら編み物をしたり散歩をする程元気だったのですが、昨年からそれが嘘のように衰え始め、今となっては施設に入り僕のこともあまりわからなくなってしまいました。
大学時代は帰省する度に喜んでくれていたのですが、人間、いくら元気に見えても時が来るとあっという間に衰えてしまうのだと痛感します。
今まで友人も誇れることも少なく、特別な存在にもなることもなかった僕の存在を喜んでくれた数少ない人物の一人でしたので、さりげなくも、しっかりと心に隙間ができたように感じます。
家族との死別はまだ経験したことはないですが、必ず全員僕より先に死んでいくでしょう。その数だけ悲しみ絶望しなくてはなりません。考えたくはないですが、その第一歩が刻々と近づいてきていることに恐怖を感じます。
ろくに親孝行もしていない自分ですが、両親も祖父母も飼い犬も猫も、何故僕に対して無償の愛を提供してくれているのか、ふと不思議になる時があります。
いつか僕にもそれがわかる時が来るのでしょうか。