ゴンテテ日記102

眠いですが、寝たら明日が来てしまうので、現実逃避におえかきメイキングをやろうと思います。

ぼくも色々な方のメイキングを見て思うのですが、メイキング見ても色々段階が飛躍しすぎてさっぱりわからないことが多いですよね。

もっと間に何か無いのかよってずっと思ってたんですけど実際絵を描いていくと本当に無いんですよね。今回はこの手順でこんなツールを使ってるとか、そういう感じの僕的なやり方を紹介できればと思います。

使っているソフトはCLIP STUDIO PAINTのみです。

 

まずこんな感じかな~っていうラフをザカザカと描きます。

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太めの「濃い鉛筆」ブラシで、頭の中のシルエットを具現化していく感じで描いていきます。描いては消しゴムで削り、彫刻のようにラフを形作っていきます。

途中途中で後ろにグレーとか置きながらイメージを確実なものにしていきます。

個人的に「濃い鉛筆」ブラシは非常に万能なブラシだと思っています。原稿じゃなければだいたい全行程を「濃い鉛筆」ツールで描画しています。

 

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次に、人物の線画を起こしていきます。これも「濃い鉛筆」ブラシで全部描いてます。

なぜかというと非常に強弱が付けやすい上に、やや透明度のあるボンヤリとした線が描けるので色とも馴染みやすい感じがするからなんですよね。

 

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グレースケールで大まかに着色した後、上からオーバーレイで肌を塗っていきます。

それぞれ着色すると非常に面倒なので、最近はずっとグレーの上からオーバーレイで重ねる形で着色しています。

非常に楽なのですが、一歩間違えると肌が土色になったり暗い印象になってしまうのが難しいところです。もうなってる!(開幕クソガキ)

 

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乗算レイヤーを上に重ねて影を塗っていきます。

同時に、肌にやや赤系の色を重ねて血色を良くしていきます。

塗りの主役ブラシはredjuice氏制作の「水彩S2」というブラシを使わせていただいています。

https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1484849

細かい所は濃い鉛筆とぼかしを駆使して塗ってます。マジで濃い鉛筆しか使ってねえ

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「スクリーン」レイヤーをさらに上に重ね、クリスタ素材のあじさいを適当に配置します。

クリスタ素材は神です。素材を作ってくれてる人に足を向けて寝ることができません。

 

少し話が逸れますが、今からクリスタを買おう!と思ってる人は一括購入ではなく月額でのライセンス購入を心からおすすめします。

支払額が一括購入の定価に達する(1年くらい)と無期限ライセンスに切り替わるうえ、それまでの間はGOLD会員になることができます。GOLD会員だと毎月素材DLに使えるCLIPPYという通貨がもらえるため非常に便利です。

素材は非常に便利なのでたくさん使えることにこしたことはないと思います。

 

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なんか黒い枠で囲ったらかっこいいなあ、とか素材で雨を降らせたりしながら色々やってほくそ笑んでいきます。こういう段階で遊びのつもりでやった事がいい感じになったりする事があるので、遊び心は大切だと思います。

 

 

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背景の工場を描きます。なんか多少ガタガタでもwebサイズだとそれっぽく見えると思います。

りんせんの唯一の母との思い出である廃工場と紫陽花の景色を思い浮かべながら、りんせんになります。

りんせんの心になりきることがこの絵では重要だと思いました。

りんせんはこの思い出をこうイメージしてるだろうと思いつつ、紫陽花は鮮やかに、背景は色あせた感じにバランスを取っていきます。

ついでに素材の空をペタッと貼ります。

ここからは色調整です。

 

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グラデーションマップのレイヤーを重ねて、色のバランスをとりつつやや色あせた感じを作っていきます。

だいたい「朝焼け」のグラデーションマップを重ねるとそれっぽくなるので不思議です。

 

元気が無いので今度はもう少し明るい絵が描きたいです。