こんにちは
先日ついにゼルビスが納車されました
この古くせ~フォルム、たまらないね
2017年まで35年使われてきたホンダの名機VT系エンジンを初めて体験しましたが、低速から感じるVツイン特有の粘りとトトトトという気持ちがいいパルス感
それでいて回せば上まで気持ちよく回ってくれます
長年使われていただけあって、飽きのこない優秀なエンジンだなと感じました
しかし、ボロい
写真ではけっこう綺麗に見えますが、フレームやハンドル周りなど色々な場所にサビが出ています
特にマフラーとフロント周りのサビがけっこう凄い
写真は取っていませんがリアエキパイは結構ひどい状態でした
あとメーターも割れてるしエンジンの塗装も剥げかけてます
もしかしたらこのバイクウンコかもしれん
あとなんかフレームとかフロントフォークとかにオイルか何かが垂れたような謎の染みがあります
一体何が垂れたのかわかりませんが磨いても全然取れません
今回は錆取りや塗装などの補修をメインにやっていこうと思います
どうせボロバイクなので、メチャクチャやっていこうと思います
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メチャクチャな中にも丁寧さを発揮していく男
ますは外装をチャチャッと外していく
カウルがところどころ割れ、はめ込んで固定するグロメット部分の突起も折れていました。
左側だけカパカパなっています
まずはカウルの割れた部分を補修しました
突起も折れてないもう片方から型を取り、プラリペアにて新しく成形しました
型取るのが難しくて3回くらいやり直しましたがいい感じにできたと思います
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次にサビ落としと塗装作業などをやっていきます
フロント周り
フロントフォークや、ステム部分が結構錆びてボロボロになっています
カウルのステーも錆びまくっておりボロいです
あとマフラーも錆びて塗装が剥がれていました
これらを全部再塗装していきます
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鉄はすぐ錆びるので、マフラーとカウルステーからさっさと塗っていきます
マフラーは耐熱塗装し、カウルステーはサビ落とした後適当にシャシーブラックを吹いておきます
耐熱塗装落としと塗装作業がマジでだるかったのでもうやりたくありません
これがダメになってきたら流用できそうなステンレスマフラーを探して溶接しようと思います
ちなみにマフラーですが、取り付けるためのマフラーガスケット(18391-KY6-000)のメーカー在庫がもうありません
これも将来的にマフラーを替えたい要因
万事休すかと思いましたが、九州にゼルビス含めたVTシリーズのレストアをよくしているショップがあるらしく、今回はそこが不定期に出品しているワンオフガスケットを入手することができました
次いつになるか、手に入るかなど本当に不明なので定期的にチェックしていきたいですね
次はフロント周りの塗装
こちらもしっかり塗装を落として再塗装していきます
写真撮るのを忘れたので完成した後の写真も混じっていますが、けっこういい感じに塗れたと思います
剥がれてこないことを祈ります泣
最後のタンデムバーはできれば純正色で塗りたかったのですが、ここだけ塗るために塗料を買うと高すぎてしょうもね~ので余ったシルバーで塗りました
このバイク、ヨーロッパで売られていたCB500Sというバイクの外装がほぼ流用されてるのですが、こちらの方はシルバーなのでリスペクト塗装という事にしておきます
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塗装はだいたい終わったので外装のプラパーツとかを磨いたりしていきます
とりあえずキズだらけのスクリーンとメーターレンズをコンパウンドで磨きました
メーターレンズは元々のやつが割れていたので、ヤフオクでとりあえず割れていないジャンク品を買ってきれいに磨いてみました
けっこう綺麗になったと思います
こっそりマフラーもヤ●オクで入手した新品未使用品に変えました
こんなバイクの新品マフラーなんかこの世のどっから出てきたんだよ
たぶんなんでも鑑定団とかに出せる代物だと思います
コケないように大切に乗りたいと思います
30年もののボロボロリアショックも交換
これは現代のゼルビスすべてが抱えている問題だと思うのですが、ゼルビスの純正リアショックはもちろんメーカー在庫が無い上、分解ができない構造のためオーバーホールもできないようです
不人気車種ゆえにまともな専用品もごくごく限られています
よって、世のゼルビス乗りは他車製品を流用することで生き長らえているらしいです
今回、ほぼ長さや経が同じカワサキZ1用のカヤバ製リアショックを流用しました
上の穴のカラーを外せばポン付けできると思っていたのですが、メチャクチャ接着されていて取れなかったのでやむなく穴を削りました
14mm→16mmなんて楽勝だろうと思いましたが、穴を2mm広げるのがこんなに大変だとは思いませんでした
実は純正ミラーも塗装していたのですが、適当にやりすぎて大失敗したので使ってなかったナポレオンミラーを装着
とても見やすいですがこちらのミラーはハンドルの角度をちょっと変えないとカウルに干渉してしまうため、そこが欠点です
純正ミラーも今度暇なときに塗装しなおしたいと思います
ハンターカブで使用していたリアボックスも付けたいので、箱つける用のフィッティングも装着しました
これは先程話に出ていたCB500S用のものです。
しかし、フレーム自体は共通なので装着自体は問題なくすることができます
ウインカーをこのフレーム上に移設する必要がありますが、ゼルビスとCB500Sはウインカーが違うのでそこだけ付属のカラーでは装着できず、別途ボルトを購入する必要があります
ヨーロッパ製パーツなので精度があまり良くなく、全然ネジ穴が合わなくて難儀しました(悪口)
こう見るとマウントと色あってるのでグラブバーシルバーで塗って良かったかもしれない
ちなみに取り付ける箱の方もベースと合わなかったので金具とかボタンとかを削って調整しました
いい加減にSAYよ
あまりハンドルにスマホとかを付けたくないのですが、ゼルビスならいいやろということでスッキリしたタイプのものを装着しました
今度道外をツーリングしたいので、これで安心(道外のツーリングは本当に迷うため)
レギュレーターも古いものが付いていたので、新品に交換しました
地味に高かったのですが、ハンターカブのパーツを売った金で買うことができました
死してなお、他者を生かす愛車の鑑
バイクのレギュレーターは、正確にはレギュレーター・レクチファイアといいます
バイクが発電した電気をバッテリーで利用できるよう直流に変換したり、高すぎる電圧をいい感じに整えたりしているパーツです
この時期のホンダ車はこのパーツが欠陥品のようで、すぐ壊れてしまうらしいです 爆弾を抱えながら走るのはごめんだぜ
こちらは壊れないように対策された純正品になります
熱で壊れにくいよう、放熱フィンがついた構造になっています
ちなみに7年前にも同じようにレギュレーターを交換しています 懐かしい
しかしこちらは別にレギュレーター壊れてなかった上社外品のやっすい奴を買っていたので逆に危なかったと思います
まだ付けていませんが、充電用のシガーソケットも今度装着します
こちらはヒューズに割り込ませて電源を取るタイプのものです。
だいたいバイクのヒューズボックスはケツの下とかにあって面倒くさいのですが、ゼルビスはカウルの中にあるため非常にアクセス性が良好です。
特に分解や配線作業などせずとも付けることができます
これは車用の安いやつで非防水なので、メーター下部の奥に設置しさらに普段は防水キャップを付けておくことにしました。
ゼルビスにはカウルに小物入れがあるので、外した防水キャップもしまっておけてとても便利だと思います。
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というわけでだいたいの修復とユーティリティーカスタムが終わりました。
フレームもとりあえず見えるとこだけ塗ってあります
将来的にはエンジン等を下ろすこともあろうと思いますので、サビが浮いたり塗装が剥がれたりするようであれば気合い入れて全塗装します
見てくれはとりあえず綺麗にできますが、エンジンとか機関部分にトラブルが起きたときのことを思うと本当に怖いです。
今後は外装のコンパウンドがけや、↑のボロいシリンダーヘッドカバーの塗装、バンパーの装着等をしたいです。
次回、今度こそゼルビスで愉快なツーリング編