今日は「なぜ下痢は出るのか」ということについてお話ししたいと思います。
通勤・通学中など、トイレに行けない状況下で下痢が出そうな時は本当に焦りますね。
ぼくも中学生の頃、理科のテスト中に下痢が噴出しそうになって肝を冷やしたことがあります。
そもそもうんこはどうして出るのでしょうか。口から食べた食べ物が、胃で溶かされ、小腸へと送られ、さらに消化吸収されます。その後大腸で水分が一気に吸収されます。
その残りカスこそがうんこなのです。
では、下痢はどうして出るのでしょうか。
ポイントは大腸です。
何らかの原因によって水分が吸収されなかったり、水分がうまく吸収できずにそのまま出されたうんこの姿が下痢なのです。
わたしたちが親しんでいるうんこの姿になるのは本当に最後の段階であり、体内ではむしろ下痢の期間のほうが長いと言っていいでしょう。
下痢は、厄介者と見せかけて、実は我々に最も親しい存在だったのです。
主な原因としては以下のようなものがあります。
①暴飲暴食により水分の吸収が追いつかない
②毒素をはやく追い出そうとする
③水分を引き寄せ、含みやすい食物によって水分吸収が阻害される
④病原菌やウイルスの影響
⑤ストレスによる腸の活動の乱れ
下痢の原因は様々ですが、共通しているのは、私達の体が引き起こす防衛反応だということです。
下痢は、私達の体を守ってくれている証なのです。
しかし考えてみてください。
下痢をすることで命は守れても、
下痢を漏らしたら社会では死ぬのです。
人間は悲しい生き物ですね。