バンドでめしを食べるのは大変なこと。
KONAMIのメディアミックス企画『バンめし♪』というコンテンツがあります。
早速ですが、この記事は布教記事です。
「そもそも『バンめし♪』って何？」「『ひなビタ♪』を追っていたけど、『バンめし♪』は追えていない…」という方に向けたものとなります。
なぜこんな記事を書こうと思ったか？といいますと、めちゃ面白いのに
・どんなコンテンツなのか言葉で説明しにくい
・途中から追いかけるのが難しい
という２点につきます。
このコンテンツを一言で言うとWeb連動型音楽配信企画でしょうか。
ガールズバンド×地方都市
とある地方都市に住む女の子達が
秘密倶楽部「白兎団」を結成し
バンドでの音楽発信を中心に
様々な活動をしていく物語です。
簡単に説明すると、上のようなバックストーリーを元に
バンドの女の子達の私生活や作曲風景をブログや生放送で追いながら、完成後iTunes等配信サイトで配信される曲を楽しむ
コンテンツです。最高ですね
世の中にある全ての楽曲には、作られた物語があり、想いがある。
その物語がどう育まれ、曲に繋がっていくのか
リアルタイムに楽しむことができたなら―。
ここまで頑張って文章を考えていたんですが、後述する「ひなビタ♪」のポータルサイトにこんな一文がありました。まさにこれです。これが言いたかったんです。
なんと曲だけでなく、曲ができる過程まで彼女達と一緒に楽しめちゃうんです。
これがこの企画の醍醐味です。ヤバくないですか？僕はヤバイと思います。
始動は2018年4月とけっこう前ですが、ストーリーはこの前本格的に始動しはじめました。またメンバー全員の楽曲が発表されたタイミングでもありますので、書くなら今かなと思いました。
非常に面白く、かつ「リアルタイム性」がそれを一層増幅させるコンテンツなので、発展の一助となれればと考え、拙い文章ではありますが紹介させていただきたいと思います。
もくじ
ひなビタ♪の存在
さっそく話がそれますが…『ひなビタ♪』の存在については書いておかなくてはなりません。
この『バンめし♪』は、『ひなビタ♪』というコンテンツの流れをくむ続編のような形でスタートした企画となります。
舞台は「倉野川市」という地方都市です。(モデルは鳥取県倉吉市です)
そんな倉野川市にあるひなびた商店街、日向美商店街。
ジャスコチャスコという大型ショッピングモールができてからすっかり元気をなくしておりました。そこで商店街に住む５人の女の子が町おこしのために『日向美ビタースイーツ♪』というバンドを結成し奮闘するストーリーです。ついこの前、始動から６周年を迎えましたがライブ等が行われておりまだまだ熱は冷める気配がありません。
ちなみに右の二人はライバルのここなつというトップアイドルです。かわいい
ほしゆめという新たな巨大ショッピングモールができた際、東京から倉野川にやってきますが、事務所と色々あって倉野川に移り住むことになります。その際日向美ビタースイーツの５人とも仲良くなり、現在は中華料理屋で働いています。
ここなつもリアルライブを行っており、日向美ビタースイーツ♪とは対象的なEDM、テクノポップといったジャンルのラインナップが魅力です。
前述したように、楽曲とともにWebコンテンツでストーリーを楽しむという形式で、ひなビタ♪は主にFacebookの投稿とひなビタ♪放送局という動画にてストーリーが進行していました。
バンめし♪とは？
さて、本題のバンめし♪に移ろうと思います。
舞台は変わり、八萬町という地方都市となります（モデルは岐阜県の郡上市、郡上八幡のあたりです）
楽曲とともにwebコンテンツでストーリーを楽しむという体裁はひなビタ♪から変わっていませんが、その方向性は変わっています。
ひなビタ♪は地方創生や町おこしがテーマでしたが、バンめし♪はどちらかといえば正反対で、決められた将来・町の伝統やしきたり…「バンド活動」を通し、そういった束縛・退屈からのドラマチックな脱出劇がテーマになっています。
登場人物
栗花落 夜風（つゆり よかぜ）
アホ毛、おさかなヘアピンの子です。15歳・高校一年生 ギター担当
八萬町の老舗料亭『つゆり』の娘です。いつも授業をさぼって学校の屋上でギターを弾いています。
料亭の跡継ぎとして決められた将来と、伝統に縛られた町に辟易しており、いつも町からのドラマチックな脱出劇をひとり妄想しているクールな女の子です。
後述しますが、色々あって秘密倶楽部「白兎団」としてバンドを結成することになります。
吉廻 千代（よしざこ ちよ）
眼鏡とくわがたみたいなポニーテールの子です。ピアノ担当
実家は老舗旅館「八萬館」で、幼少期から立派な女将になるため修行やたくさんの習い事を叩き込まれている箱入り娘です。
夜風とは同級生で、風紀委員長と生徒会長を兼任している優等生です。
習い事のピアノ以外音楽知識は皆無なのに半ば強引にバンドに入れられますが、案外ノリノリです。
ざこちよ、猫舌のねこちよ、つけひげのもじゃちよ等多数の別名を持っています
「これは修練」って言えば何でもやってしまう危ない女です。
黒川 亜理紗（くろかわ ありさ）
ロシアの血が入った金髪の12歳JSです。ベース担当
老舗味噌屋「黒川商店」の娘で、夜風や千代とは別の地区に住んでいます。
親は町にでかい醸造所を持ってるスーパー大地主です。世界的トップスターになるという夢を持っていて、自分のことをアリーシャと呼びアリーシャ帝国なる謎の帝国を作っています。
ベースの腕前は夜風や千代を唸らせるほどで、ダムなど巨大なものが大好きです。
百武 もなか（ひゃくたけ もなか）
頭におにぎり乗っけた女の子です。タンバリン担当
土産屋「百々屋」の娘で、とにかく食べることや料理が大得意
夜風のおにぎり攻撃によって懐柔されました。
大人顔負けのプロポーションを誇っていますが亜理紗とは同級生で、いつも一緒にアリーシャ帝国の拡大を手伝っている優しい女の子です。
亜理紗と一緒にバンドに入り、おにぎりディスコというおにぎりソングを作りました。
白兎先生（しろうさぎせんせい）
千代の「八萬館」に住み着いている謎のコスプレ女です。
自称メディアクリエイターと名乗っていて、なぜかあらゆる楽器の演奏スキルやDTMの知識を持っています。
「記録をつけろ。それこそがはじまり。貴様らのドラマチックな物語の幕開けだ。」
そう言ったかと思えば「白兎団」と名乗り千代にブログを始めさせたり、夜風にバンドを組ませたり、廃カラオケボックスを改装して音楽スタジオ兼生放送スタジオにしたりなどの大活躍を見せています。
その格好や立ち振る舞い、目の色などから某ちくわはんこドラマーとの関連が噂されていますが、全ては謎のままです。
2019/01/11現在までのストーリー
自分の備忘録も兼ねて、簡単に今までのストーリーをまとめてみたいと思います。
書くのは下手ですがある程度全容をつかんで頂ければ幸いです。
ストーリーの最初は八萬館女将ブログから
↓
途中から、アメーバブログの白兎団公式ブログにて進行しています。
バンド結成～アリーシャ帝国
八萬館に居座る謎の女・白兎先生。10年以上放置されている旅館のHPを指差し、千代にこう言います。
「貴様は今日から、ここに記録をつけろ。それこそがドラマチックな物語のはじまりだ。」
そう言われ、千代は旅館のブログを更新しはじめます。
その裏で、夜風も白兎先生と出会っていました。
町の伝統に辟易し、脱出を夢描いている夜風に白兎先生はこう言います。
「町の外を知りたくば、バンドを結成しろ。ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ。」
そのまま夜風と千代は白兎先生とともに「白兎団」の一員となり、バンド結成のためにメンバー探しに奔走しはじめます。
そんな中、夜風は大きな楽器を弾きこなすというアリーシャ様のうわさを聞きつけ千代と調査を始めます。
そう、黒川亜理紗です。
亜理紗は白兎団に全く興味０だったので、亜理紗の興味を大きく引けるような何かを考える事になりました。
それは白兎団の生放送の発信でした。白兎先生が、廃墟のカラオケボックスに秘密基地スタジオを作り上げていたのです。
白兎団本部放送 第1回｜バンめし♪ (2018.10.03)
夜風は生放送で、屋上でいつも弾いているオリジナル曲「シンクロフィッシュ」を披露します。
この放送を見た亜理紗は百武もなかと共に八萬館を訪れます。
夜風と千代はアリーシャ帝国のじょうきゅうげぼくとなることで、亜理紗にベースを弾いてもらえることになりました。
アメブロ移行～千代のピアノ修行
バンドをやってくれると思った亜理紗でしたが、亜理紗は10年前のクソダサい時代遅れブログにご立腹でした。アメブロじゃないとアリーシャ帝国のバンドとは認めてくれないそうです。
一方、夜風のギターを聞いた千代は白兎先生のもとで「真の魂のピアノ修行」を始めます。その中で稽古事でしかなかったピアノに自由と可能性と「箱庭の外の景色」を見出します。
そして第二回目の生放送で、修練の成果を発表します。
箱庭のエチュードはマジで神なので聞いてください。
そんな感じで色々やっていたらいつのまにか亜理紗が自分でアメブロでブログを作っていました。
亜理紗ともなかが正式にバンドに加入(？)し、活動の場はアメブロに移行していきます。
そして正式にバンド名が「Blanc Bunny Bandit」(BBB)に決まりました。
アリーシャ帝国のうた～おにぎりディスコ～初ライブ
アリーシャ様とバンドの発展のためにアメブロのランキングを上げる方法を考える夜風と千代ですが、夜風はBBBのライブをすることだと考えます。
しかし、BBBにはまだシンクロフィッシュと箱庭のエチュードの２曲しかないという状況。曲のレパートリーが足りません。
そこで亜理紗がちびっこたちを熱狂させたアリーシャ帝国のうたを披露してもらうことになります。
アリーシャ直々の命令により、白兎先生のCubaseでアリーシャ帝国のうたを壮大なアレンジでもって完成させます。
アリーシャの放送を聞いたもなかは、白兎先生の手を借りておにぎりのうたを作り始めます。
一方その頃、白兎先生がBBBの名を広めるいい話を持ち込んできます。
毎年恒例の岐阜の物産展の目玉、八萬町の演奏クラブが全員風邪で出演できなくなってしまったところ、なんとBBBが代わりに出られるよう話をつけてきたというのです。
しかし、あくまで代わりなので八萬町の宣伝をしなければならない、大人しい曲であること、親に絶対ばれないようにする等縛りが非常に多かったのでした。
皆で考えた結果思いついたのは、ちょうどクリスマスなのでサンタの格好で変装すること、そして八萬町は物産展におにぎりを出展するので、もなかのおにぎりディスコを披露することでした。
結果おにぎりディスコはちびっこ達に大人気で、親にもばれず成功に終わりました。主催者側からもバンドが斬新に映ったらしく、今後もお願いしたいと絶賛されました。
夜風はライブハウスで切り裂くようなロックを演奏したいようですが、今回のライブで町の外で音楽活動ができる筋道が生まれたのでした。
これからのストーリー
平成３０年、年明けからのストーリーとなります。
物産展のライブを終えたBBBでしたが、夜風は年明けで学校が始まってから千代の様子がどこかおかしいことに気づきます。
いつも真っ先に登校して元気にあいさつをしている千代が、一日中机に座ってうつろな目をして固まったまま。
夜風によると、吉廻一家の年末年始の行動は謎めいていて、一切を遮断して何かしらの慣わしや儀式のようなことをしているというのです。
去年まで始業式にはいつもの千代で登校してきていたらしいのですが、今年は何かおかしいよう
大人たちも何も教えようとしてくれません。
夜風は、千代は口にしないがおそらく今までの活動が全て家にバレてしまったのだろうと予想します。
亜理紗によると、夜風と千代が住んでいる地域は、伝統地区と呼ばれる地区。
地区を出た人間は必ず不幸になるという迷信や、地区から出さないための儀式等時代錯誤な風習や伝統が根付いている地区のようです。
そして千代はとうとう家から出られなくなってしまいます。
現在、ストーリーは八萬町の伝統地区が抱える秘密、そして千代を外の世界に連れ戻すための方法について夜風が奮闘中です。
千代のヒロイン力が高い
おわり
バンめし♪はいまのところこんな感じです。
僕が偉そうに言うようなことではないですが、続きが気になったり音楽が気になったりしてみた方は、ブログや放送を見てバンめし♪を一緒に追いかけて頂ければ嬉しい限りです。
来る1/16日にもなかちゃんの曲『おにぎりディスコ』がiTunes、GooglePlayStore等の配信サイトで配信されるので一緒に聞きましょう。
バンめし♪の発展を心から祈っています。
おわり
